外見9割、性格1割。

今日は水曜日。屋上へ上がると
私はいつも通りお重弁当を広げる。

芽衣「あれ、飲み物忘れた。
ごめん、愛琉。ちょっと買ってくるね!
先に食べてて!」

愛琉「うん。いってらっしゃい!」

芽衣がいなくなった屋上で
いつも通りお重弁当を食べ始めると
すぐにまたその扉が開いた。

自販機は1階にしかない。
芽衣が戻ってくるには早すぎる。

私は慌ててお重弁当を閉じ
その上にブランケットをかけた。

築「やっぱりここにいたのか。」

やって来たのは鬼男だった。

愛琉「何だ、あんたか。」

慌てて損したなーなんて
思いながらもう一度お重弁当を広げる。
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