外見9割、性格1割。

翌朝、寝起きの私がリビングへ行くと
支度を済ませた鬼男が
ソファに座っていた。

築「2時間待ってやる。」

愛琉「は?」

築「泊まる準備と出かける準備
2時間で済ませろ。
はい!よーいスタート!」

何なんだよ、こいつは。
朝から訳分かんない事を。
それならそうと前日に...
て、ダメだ。ダメだ。
今はとりあえず支度しなきゃ。

慌ただしく動き回る私をよそに
鬼男は優雅にコーヒーを飲んでいた。

築「後、10分だぞー。」

なんとか支度を済ませると
自分の荷物と私の荷物を持ち
自分勝手に部屋を出て行く。
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