クールな無気力男子は、私だけに溺愛体質。


「まぁ、この学校にいる子は基本、他人に興味ないからね〜」


お皿にチャーハンを盛りながら明人さんが話す。


「どうしてですか?」


「誰と仲良くしようが誰に恋しようが、勉強できようができなかろうが、彼らの将来は決まってるから」


将来が……決まってる?


私の表情がまだ納得いっていないことに気付いた明人さんがさらに話し出す。


「大企業の跡取りなんかはさ、親が決めちゃうからね。結婚も今後の仕事のことも今しておくことも。将来が決まってて、何も不自由しない暮らしに、俺も最初は、羨ましいなぁなんて思ってたけどさ……」


もう一つのフライパンで作っていたエビチリをさらにお皿に盛り付ける明人さんは、フライパンを置いて、まっすぐ私を見た。


「この学校にいるやつら、みんな空っぽだよ」


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