ヤンキー彼氏の愛し方
悪魔との出会い
2.悪魔との出会い

先生「瀬川たつきだ。みんな、仲良くするように。瀬川、空いてる席に座れ。よし、夏川の横が空いてるな。1番後ろの席だ。」
そう言われて大人しく私の横に来たのは瀬川たつきと軽く紹介された男子だった。
瀬川くんは驚くほどかっこよく、クラスの女子がざわついた。
少し茶色がかった髪の毛はほどよくセットされ、片耳にはイヤホンがされていた。
同い年は思えないほど大人っぽくて思わず見とれていた。すると
先生「夏川!放課後瀬川に学校の案内をしてやってくれ!」と頼まれたもんだから慌てて我に返った。
そ「は、はい!! あ、瀬川くんよろしくね。私、夏川そら。」と軽く私も自己紹介をした。
瀬「おぅ。よろしく。」と、目は合わせてくれなかったけど挨拶してくれた。

~休み時間~
み「そらいいなぁ!私もイケメン案内したかったなー。」
そ「み、みらい!声おっきいよぉ…!」
み「大丈夫だって!寝てるし。まぁ、放課後頑張ってね!!」
そ「う、うん。でも…ちょっと怖そうかも…((ボソッ」
み「大丈夫だって!イケメンだからきっと優しいよ!」
そ「ほんとにみらいはイケメンが好きなんだから…」
み「ほんとにそらが羨ましい~」

~キーンコーンカーンコーン~

み「まぁ、頑張って! じゃあ席戻るね~」
そ「うん!」 『ほんとは2人でまわるのちょっと怖いんだけどな…りくにも来てもらおうかな…』

~放課後~
そ『りくに相談してみよ…!』
私はりくの教室に行った。
でもりくは教室にカバンだけ残していなかった。玄関も、いつも2人でいる秘密の場所も、勿論他の場所も手当たりしだい全部回ったけど見つからなかった。瀬川くんに学校案内しなきゃいけなかったからしょうがなく教室にもどった。
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