俺の彼女は、キスができない。
「ねぇ、どうして私が、図書室に行ってることを知ってたの?」
ただいま、私たちは各々の家に帰っています。
その途中で、さっきの図書室の件を話題にした。
すると、ゆっくんは、
「あぁ。ゆっちゃんのクラスメイトが言ってた。ただ、それだけ」
私は、それを聞いて、ピン!ときた。
「ゆっくん!また、女子と話したんでしょ!」
これで、今日は二回目。
どれだけ、妬かせるつもりなんだろ。
っていうか、私の心ももたないんだけど。
「ち、違うって。女子が教科書借りに来て、それでちょっと話しただけで」
「ちょっとどころじゃないでしょ!!」
と私は、頬を膨らました。
少し、顔を赤らめて。
その顔を見たゆっくんが。
「ゴメンって。ゆっちゃん、悪かったよ」
と、頭をポンポンと撫でた。
恥ずかしさもありながら、私は頬の膨らみを萎めた。
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