だから何ですか?Ⅲ




思い返せば一致するのだ。




『結果論だけ言って潔さを強調したいんですか?言い訳したって事実は一緒だって・・・そういう伊万里さんの性格も好きな一つですけどムカつきます!』



『何で私がこんな必死!?何で私がこんな泣かなきゃなわけ!?何で当事者のあなたが笑ってるわけ!?もっと焦って落胆して取り乱せ馬鹿っ!!』




過去と現在のシンクロ。




『馬鹿ですよ!本当に馬鹿で馬鹿で・・・馬鹿すぎるぅぅぅ』



『笑うな!!ばーかばーか!!本当に馬鹿すぎるぅぅぅ!!』




思えば・・・爆発的に子供みたいに泣く姿も、発する言動も同じであったのに。


それに気が付いてしまえばあの時は何を言わんとしたかったのか分からなかった事さえどこまでも愛おしい理由が絡んでいて。







『っ・・ん・・・本当、馬鹿すぎて・・・でも・・・伊万里さんですね』


『あっ?』


『伊万里さんは伊万里さんで・・・馬鹿だと思うのに・・嬉しい』


『亜豆?』






クリスマスの夜。


観覧車の中で泣きながらも笑ってそう告げたあの瞬間の亜豆が狂おしい程愛おしい。




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