once again〜season2〜
それから私は葛城の運転で、都内で開かれていた展覧会に来ていた。

「ごゆっくりどうぞ」

「ありがとうございます」

いつものお嬢様スマイルで、受付を済ました私は退屈に襲われていた。

あー疲れた。
笑顔を振りまくのも、お世辞を言うにも疲れた。
そして、つまんない。

お父様が来ればよかったのに。

「お嬢様…顔に出てますよ。笑ってください」

「なっ!何を言ってるの!」

「不機嫌なのが顔に出てますよ」

「不機嫌じゃないし!」

葛城に痛いところを突かれ、背を向けた。

なんで分かるのよ。
家族だって気がつかないのに…

あ…

「葛城、電話かかってきたから、ちょっと離れるわね」

「畏まりました」

助かった。
離れたいと思っていた私に、助け船が出た。
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