不良な彼と恋の契約
「ちょーー、いくら仁でもヒカリを見るな!
仁には想ちゃんがいるろ!」

本郷を引き寄せ抱き締めた類。

「ちょっ、類。
やめてよっ、ごめんーーなんか、類変でっ」


なんとなく、見た目が変わった本郷が可愛く見えた。
想には負けるけどーー。


「へ〜、類がね。
本郷は、ずっとそのままなわけ?
類が許さないんじゃね?」
明らかに分かる類の、嫉妬。

類は未だに、本郷を抱き締め離さない。

「類のヤキモチあたし好きっ。
だから、このままがいい」

あーーなるほど。

本郷は、ヤキモチ妬かせたい訳ね。

唇を尖らせて、面白く無さそうな類にニヤリ、と笑った。

「はいはい、では入ろう。
今日は、色々パーティだね!」

買い物袋を抱えた斗真が、ニヤリ、と笑った。

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