不良な彼と恋の契約

友情の亀裂、見えない狂気。

ーーーーーーーーーーーーーー

「あれ?
あれはーーーー想……?
本郷さんも、いつ退院したの?

……私だけ知らなかったんだね」


ねえ、想……。

いつから、こうなったの?
そう、本郷ヒカリが現れてからだ。


本郷ヒカリが、想を奪った。


私から想を奪ったーー。




楽しそうな想。

後を付ければ余計、残酷に心を掻き乱す。

想の住む家に入ってくみんなをーー。


なんでーーーー?
私だけ、何も知らない。

想はいつから、私に秘密を残した?


「許さない、本郷ヒカリが許さない!」


ぎりっ、と奥歯を噛み締めてーー睨んだ。



真夜中、、出てくる筈のない"彼女"を待つ。



朝、、

知らない振りして、迎えに来た私はーー
想の家のチャイムを鳴らした。


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