不良な彼と恋の契約
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部屋についてるお風呂もある。
だから静かに浴びようと部屋に戻る最中。

受付にあの男がいた。
それもにこやかに。
明らかな営業スマイルなんだけど。
想に向けての笑顔は、めちゃくちゃ笑顔。

「見つかったんだね。
なんか、砂ついてますね。
あ、今ちょうど家族風呂誰もいないし、二人で入れば?」

家族風呂!?
まさかの展開に俺は目を見開いた。
隣の想は、赤い顔。


だけど、砂は払いたい。

俺は迷いなく言った。



「じゃあ、使わせて貰います!
想、いいよな?」





俺の言葉に、彼女は静かに頷いた。

そして、家族風呂の案内。

鍵付きだけでも、ドキドキするのにーー
目の前で、脱げと。

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