不良な彼と恋の契約
類は、ニヤリ、と笑い舌を出す。

イタズラ気な、類の顔にいつか泥塗ってやる。
そう決め込み、類を見た。

「想ちゃんは、ソファでゆっくりしてて。
仁が動けばいいんだからっ」

「そうそう、佐伯くん動かすから大丈夫だよ」

こいつらはーーーー。

マジむかつく。
だけど言うまい。

「想は休んでていいよ。
"コイツら"居るからっ」


ーーーーバチッ。


バチッバチッ。

どうしても、こうなる。
それは仕方ないこと。
だってみんな想が好きだから。

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