虹の橋の下、5日目の奇跡。
今思えば、前兆はあったかも知れない。

気づいたら、眠り始める父親。

歳を取り寝ているだけだと、思っていた。

右手が、痩せこけていた。
痺れるとも言っていた。

どうして、、あの時ーー



どうして、、あの瞬間ーー



考えるのは、あの時のことばかり。

あの時こうしていれば、あの時ーー


そればかり。

誰が悪いとかじゃ無かった。
だけど、救えなかった。

亡くなったばかりで、やらないといけないことたくさんあった。

死亡届。

葬儀の手配。

手が足らないぐらい、旦那と協力して頑張った。

後少しで、子どもの発表会だったんだ。

見せてあげたかった。

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