先生が私に恋をした~2~
正直、代行は苦手だから出来れば頼みたくはない

「でも、奏さん代行嫌いだもんね」
「え?あ、うん」


かっしーが助け船を出してくれたのはいいけど、
勘ぐられたりしないかなー、、、



「では、みなさんお集まりのようなので、近藤先生と倉科さんの歓送迎会を始めたいと思います」


幹事がスタートを切って、院長や事務局長たちの
ありがたい?スピーチが終わり、乾杯の声とともに宴が
始まった


「奏さんは彼氏いるんですかー?」

のほほんとした声で倉科さんがどストレートに聞いてきた
私は思わず口に含んだウーロン茶を出しそうになった


「あー、いないよ」
「いそうなのに、、、なんか意外です」
「そーゆー倉科さんは?」

川島くんに頼まれていたことを思い出して今更聞いてみた

「いません。今は仕事楽しくてそれどころじゃないので」
「へー、、、恋愛しても仕事は楽しく出来るでしょー」
「いえ、私不器用で、、、」
「見えないけどね」

そーですかー?なんて笑っていたけど、本当にそれこそ
意外だった。
てことは、あの舌出しも天然なのかー。



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