俺様上司の甘い口づけ

成「チッ…これは俺たちの問題だ」


止められたことがよほど嫌だったのか
早乙女さんにまで八つ当たりをする


早「そうか。なら他所でやってくれ」


そのとたん今までに見たことのない険しい表情でドスの効いた低い声を響かせた


私「すみません」


智「成瀬さん。まだお会いして2回めでなんですが、
俺は無能とかなんとか言われても気にしませんけどこいつはその言葉1つ1つに傷ついてるんですよ
仕事できるって有名だった成瀬さんが、そんな感じだったってのはショックです。
じゃ!無能は消えますね(笑)
成瀬さん失礼致します」


私「あっ智樹!ごめ…」
智「がんばれよ、江莉!」


ぽんぽんと頭の上に置かれた手…

私のどうしようもない思いつきで
智樹を傷つけることになってしまった


早「どうやらあっちの方が上手みたいだな」


成「チッ……………」


スタスタと食堂を出てく智樹の背中は笑ってるような気がした


無言で食事を再開した成瀬さんと早乙女さん

佐紀は唖然と智樹のさっていった方を見つめていた

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