ダメ女
さようなら
僕は、○○を呼び出した。

酒を飲んでいた。

「最後にヤらせてよ。」

「え?…良いよ。」

僕は、悪人になろうとしていた。

しかし、僕は、○○を背中から抱きしめて

俺と別れないで欲しいと懇願した。

○○は、少し笑って良いよと小さい声で言った。

恋人として二人きりで会ったのはこれで最後になった。

【飽きちゃった】

と○○からメールのがきた。

僕は、夏休みに10キロ体重が落ちた。

○○よりも彼女を選択すれば今頃、子供がいたかもしれないと考えたら、自然と涙が出た。

三回、東京の彼女の家を尋ねた。

彼女は、新しい仕事していて新しい道を歩いていた。

彼女のお母さんと話して

「また、良い出会いはあるから。」

と励まされた。

僕は、泣きながら帰った。

廃人になった僕は、仕事にしがみつき新しい恋に出会った。

優しいナースをしている彼女。

○○は、無視した。

しかし、僕の精神的な病気で仕事を辞めた。

ナースの彼女と別れた。

毎日、アパートでぼんやりしながら文章を書いていた。

祖母のアパートに移り住む事になった。

引っ越し作業した後に仕事を探した。

派遣で仕事をした。

そんな時に同窓会で再会したSにメールしてみた。

【すみません。誰ですか?】

とメールの返信が来た。

僕は、苦笑いをしながら名前を返信をした。

すぐに打ち解けて○○の話になった。

Sと○○は、中学時代友達だった。

メール、電話、会うという恋の方程式で恋に発展してすぐに結婚した。

しかし、Sの弟の発言で険悪な空気になって離婚する事になった。

○○とは、離婚調停中に再会した。

映画を一緒に観に行って色々な話をした。

○○は、少し角が取れて人間らしくなっていた。
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