5人の王子とお姫様!

後夜祭もお手柔らかに








文化祭の締めは、学園の一大イベントの一つ、後夜祭。


それぞれ仮装して、フォークダンスにビンゴ大会、願い事を書いたランタンを飛ばすなど、イベント盛りだくさんだ。



私の仮装はというと……



「天音、メイドさんだ!可愛いー!」


フリルエプロンが可愛らしいロング丈のメイド服。


後夜祭では仮装をするのが習わしだと知って、文化祭が始まる前に、お母さんに連絡して送ってもらったのだ。


もちろん、どんな仮装をするか私は知らなかった。


完全にお母さんのセンスだ。



寸法も合ってるし、確実に私用に用意していた代物で、いつかの機会に着せるつもりだったんだろう。


あの人は、私に一体何をさせたかったんだろうか。


「琉羽も、可愛いね」


「えへへ、ありがと!」


琉羽はチャイナ服姿でぐるりとその場で一周して見せる。


もちろん男性用だ。


どうやら昼間の格好が相当嫌だったらしく、着替えて合流した琉羽はさっきからニコニコと機嫌がいい。


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