5人の王子とお姫様!
「みっつー、また箱でもいじったんじゃ…」
琉羽が疑うのもよく分かる。
体育祭の時の借り物競走では、光邦の小細工によって酷いことになったから。
私ではなく、みんなが。
今だに、必死の形相で光邦のキスを妨害してたあの時のみんなの反応はよく分からないけど。
あんなの、光邦のイタズラみたいなものなのに。
「今回はマジや!なーんもやってへんぞ!!」
琉羽の呟きが聞こえていたらしい、舞台に上がる手前で光邦がこっちを睨んで叫んだ。
……なんでこの距離で聞こえるんだろう。
美里叔母さん並みの地獄耳の持ち主か。
「っちゅーわけでや、景品は何や?」
『え、ええーっと……景品はですね…』
光邦の叫びにしどろもどろになる司会者は、一旦奥に引っ込んで、また出てきた。