5人の王子とお姫様!
「じゃあそろそろ出ようか」
財布片手に言う聖を筆頭に、それぞれ立ち出す。
私も立ち上がろうとした時。
「あ、あま……」
「天音……クリーム、付いてる…」
言いながら、口の横を指で拭ってくれる空。
「…とれた」
「あ…ありがとう」
「ん…」
コクリと頷きながら、空は指についたクリームをぺろりと舐めた。
まるで勿体無いと言わんばかりで。
空は食欲旺盛だな…。
なんて、本来なら甘い空気になりそうな雰囲気をぶち壊すようなことを考えていた。
そういえば……
楓斗が何か言いかけていたな、と目を向ける。
よく分かんないけど、真っ赤な顔でそっぽを向いていた。
え、と……
「楓斗…?」
「…なんだよ」
「顔、赤い…?」
「っう、うるせ…」