秘密の恋~絶対に知られちゃいけない恋だったのに~
「華。何お願いしたの?」

帰りは行きしに比べたら比較的スムーズに進む。

「うん。内緒。」

「俺は、お前とずっと一緒にいれますようにって願ったぞ。お前はちがうの?」

「おんなじに決まってるでしょ。」

「バカ。じゃぁそう言えよ。」

ポスッと頭を上から押さえた。
人が少なくなってきたのをいいことに、そのまま軽くキスをする。

ほんと、バカップルだ。



「あ、佑介!今見ちゃった。俺。」

「あ・・・。先日はありがとうございました。おいしかったです。」

「え?先日って?もしかしてクリスマスのときの娘?」

前からやってきたのは小料理屋『ながさか』の輝さんだった。小さくてかわいらしい奥さんも一緒だ。

「そうだよ。」

佑介が若干赤くなって返事をする。

「え、えーー。いやー。驚いた。
あ、あけましておめでとうございます。こんなやつですが、末永くよろしくね。」

「なんで、お前が親みたいな挨拶してんだよ。」

佑介が輝さんに突っ込みを入れる。
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