秘密の恋~絶対に知られちゃいけない恋だったのに~


連絡は水曜日に来た。
ライラックの社長じきじきだ。

『ミスター瀧。プレゼンは最高だった。ただ、ひとつ問題があってね。』

来た・・・。やっぱりもう一回だな。

『なんでしょう?』

『工場のほうでもシステムを拡大したいという意見が出たんだ。もう一度練り直してくれるかい?
次のプレゼンはまた1か月後だ。よろしく。』

ガチャリと電話は切れた。

俺は秋田さんに即連絡をとった。
そして、また次の週からシンガポールへ飛んだ。


結局、1か月後のプレゼンでなんとかなるかと思ったが、今度はセキュリティーをもっと充実させたいと言い出し、その後再度2週間後にプレゼン。

気づけばもう世間はゴールデンウィークだ。
ゴールデンウィークには華の誕生日が控えてる。

なんとかそれまでにカタをつけたい・・・。
そう思っていたところへライラックの社長から連絡が入った。

『ミスター瀧。おめでとう。
君と一緒に仕事をさせていただくことにしたよ。』

『ありがとうございます!』

俺は心の中でガッツポーズをした。

『早速来週、お礼と打ち合わせに伺います。』
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