秘密の恋~絶対に知られちゃいけない恋だったのに~
「おまえだろ?原因は。
自分の殻に閉じこもってんのは。
俺には何も説明せずに自分の心の中に何かをかかえたままでいんのは。」

わたしを抱きしめていた手を離した。

「俺ってそんなに信用ないのかよ?
そりゃ俺だっていくらお前のこと好きだって言ってもな。俺に何も話してくれないお前の前で笑顔でいれるわけねぇだろ?
たおれたことを隠してたのは、お前に心配かけたくないからだ。
ただでさえ秋田さんに会ってからおかしいお前に・・・」

真っ暗な部屋の中で佑介の瞳がするどく光っていた。

「ごめん・・・」

佑介が怒っている。
たぶん。これ以上ないくらいに・・・。

話そう。わたしのすべてを・・・

それで佑介がわたしを嫌いになってしまったら、それまでのこと・・・。

どちらにしても話さなければ佑介との今後はない。

「わかった。話す。」

わたしは意を決した。

「秋田尚人は・・・わたしが大学の時つきあっていた人で・・・結婚の約束もしていた人。」

わたしは覚悟を決めて佑介の目をまっすぐ見据えると話し始めた。
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