あいつと過ごした時間
おれは、窓の外に目を向け空を見上げた。
自然に涙が溢れた。
俺は、みんなを悲しませる事しか出来ない…
本当は、笑顔で居て欲しいのに…
そんな事を考えながら、嫌みなほど綺麗に澄み渡った青空を見ていた。
ーコンコン
俺は涙を拭い、ドアの方に視線を移した
?「こうへい、久しぶりだな。」
そこには、笑顔の百瀬先生がいた。
「先生…」
俺はまた泣きそうになった
百瀬「なんて顔してんだ」
「だって…」
百瀬「なあ、こうへい?赤羽先生がぼやいてたぞ?」
「え?」
百瀬「何も話してくれねーってな。」
俺は俯いた
百瀬「話してくれねえーか?昨日何があったか。」
先生は急に医者の顔になった。
そして、俺はゆっくり昨日の出来事を話し出した。
百瀬「ははは。」
先生が大きな声で笑った。
「そんなに笑わなくても…」
百瀬「わりぃーわりぃー」
謝る気なんてさらさらないいつもの先生に、何だか安心した。
百瀬「簡単に言えば、お前はあいってこのことが大好きでしゃーないってことか!」
俺は素直に頷いた。
百瀬「そーか。そーか。この話し赤羽先生にはなしていいか?」
「うん。」
百瀬「あと、もう一つ聞いていいか?」
「なに?」
百瀬「なんで、定期検診に来ない?」
痛い所を突かれた
「…」
百瀬「定期検診に来ないって事は薬ももらえないんだぞ。」
「分かってる…」
百瀬「じゃあ、なんで来ない」
「赤羽先生に言われたんだ。入学する前の最後の検診で…。診察も終わって帰ろうとしたら、先生に呼び止められて。高校生活思う存分に楽しめって。どんな時でも笑顔だった先生が辛そうな顔してた。そん時俺もうだめなんだなって思った。そしたらもうどうでもよくなった。」
百瀬「っつつ!!!」
「でね、今日言われたんだ。次、昨日みたいな発作が起きたら命の保証は出来ないって。もし、発作が起きても今の俺の心臓は手術に耐えられないって。」
百瀬「じゃあ、入院して治療した方がいいんじゃないか?」
俺は横に首を振った。
「そんなの気休めでしか無いよ。もう、俺には時間がないんだ。だからもう人の為に生きるのは、辞めた。残りの人生自分の為に生きたいんだ。でも、、、そうするとみんな泣くんだよね…それってわがままなのかな…?」
百瀬「俺は、いいと思うよ。お前が一生懸命考えて出した答えなんだろ?」
俺は頷いた。
百瀬「なら、俺は賛成だ。」
先生は、ニカッと笑った。
それにつられるように俺も笑った。
そして、先生はまたな。と言って病室を後にした。
俺はまた窓の外に目を向けた。
自然に涙が溢れた。
俺は、みんなを悲しませる事しか出来ない…
本当は、笑顔で居て欲しいのに…
そんな事を考えながら、嫌みなほど綺麗に澄み渡った青空を見ていた。
ーコンコン
俺は涙を拭い、ドアの方に視線を移した
?「こうへい、久しぶりだな。」
そこには、笑顔の百瀬先生がいた。
「先生…」
俺はまた泣きそうになった
百瀬「なんて顔してんだ」
「だって…」
百瀬「なあ、こうへい?赤羽先生がぼやいてたぞ?」
「え?」
百瀬「何も話してくれねーってな。」
俺は俯いた
百瀬「話してくれねえーか?昨日何があったか。」
先生は急に医者の顔になった。
そして、俺はゆっくり昨日の出来事を話し出した。
百瀬「ははは。」
先生が大きな声で笑った。
「そんなに笑わなくても…」
百瀬「わりぃーわりぃー」
謝る気なんてさらさらないいつもの先生に、何だか安心した。
百瀬「簡単に言えば、お前はあいってこのことが大好きでしゃーないってことか!」
俺は素直に頷いた。
百瀬「そーか。そーか。この話し赤羽先生にはなしていいか?」
「うん。」
百瀬「あと、もう一つ聞いていいか?」
「なに?」
百瀬「なんで、定期検診に来ない?」
痛い所を突かれた
「…」
百瀬「定期検診に来ないって事は薬ももらえないんだぞ。」
「分かってる…」
百瀬「じゃあ、なんで来ない」
「赤羽先生に言われたんだ。入学する前の最後の検診で…。診察も終わって帰ろうとしたら、先生に呼び止められて。高校生活思う存分に楽しめって。どんな時でも笑顔だった先生が辛そうな顔してた。そん時俺もうだめなんだなって思った。そしたらもうどうでもよくなった。」
百瀬「っつつ!!!」
「でね、今日言われたんだ。次、昨日みたいな発作が起きたら命の保証は出来ないって。もし、発作が起きても今の俺の心臓は手術に耐えられないって。」
百瀬「じゃあ、入院して治療した方がいいんじゃないか?」
俺は横に首を振った。
「そんなの気休めでしか無いよ。もう、俺には時間がないんだ。だからもう人の為に生きるのは、辞めた。残りの人生自分の為に生きたいんだ。でも、、、そうするとみんな泣くんだよね…それってわがままなのかな…?」
百瀬「俺は、いいと思うよ。お前が一生懸命考えて出した答えなんだろ?」
俺は頷いた。
百瀬「なら、俺は賛成だ。」
先生は、ニカッと笑った。
それにつられるように俺も笑った。
そして、先生はまたな。と言って病室を後にした。
俺はまた窓の外に目を向けた。