5年目の遠距離年の差恋愛


白い道路にアスファルトの黒いタイヤ路が二本。


おれんじの街灯が雪の積もった路面をほどよく照らす。


いつもと変わらない冬の夜、田舎の道。


そしていつもと変わらず、隣には余裕そうに先の車を見据える彼。


積雪ある県道を速度表示通りのスピードで走るなんてありえないって、初めて彼の田舎の冬を経験したとき思ったんだっけ。


仕事柄、毎日早朝運転ばかりしてて、道路の凍り具合が手に取るほど分かってるらしい事を知ってから、今では警察に止められなきゃいいんじゃない?ってよく分からない全幅の信頼を置いていたりする。


まあ少しは安全運転してくれてるみたいだから。


私だったら絶対に法定速度-10km/hの、the安全運転!!!だけどね。


「って寒っ!!!」

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