夢の番人

2

「安曇君」

「うぅぅ〜ン」

「安曇君ってば起きて」とテーブルに突っ伏しているサキヤの体を揺する。

「マネージャーどうした〜?」と体を起こし目をゴシゴシ、腕時計を見ると。
「まだ稽古までだいぶ時間があるじゃン」

「あのね、安曇君が出たがってたスポーツ飲料のCM決まったよ」と親指を立てた。

「えっ⁈マジ?やったー」と目をキラキラさせカリンを抱きしめた。

「安曇君苦しー、ギブギブ」とサキヤの背中を叩く。

「あーワリーワリー」と離れる。
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