聖なる告白
「ごめんなさい、違うの。一平君……っ」

「先に帰る」


追いすがる私を振り切るように、さっさと立ち去る。

私も慌ててお勘定を済ませて店を出るが、どこにも彼の姿はなかった。


「そんなあ」


電話しても出てくれない。

留守番電話に切り替わるが、私は何も言えなかった。はっきりとした拒絶を感じたから。


「どうしよう、どうしよう……」


クリスマスソングが鳴り響く街に、私はぽつんと取り残された。


なぜあんな告白をしてしまったの? 


失ったものの大きさに絶望し、自分を責めるけれど覆水盆に返らず。知らぬ間に溢れ出した涙を拭うことも忘れ、私は後悔に苛まれた。
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