触れられないけど、いいですか?
「さくら、クリスマスどこ行きたい?」
夜、一緒に食事をしている時に翔君から唐突にそう聞かれる。
「クリスマス?」
「そう。俺達にとって初めて一緒に過ごすクリスマスだから、ちゃんと計画立てたいなって」
優しく温かく、だけど少し照れたような顔でそう言われ、胸がきゅんと疼く。
そう。今年の四月にお見合いで知り合い、結婚を前提のお付き合いだったのもあってそのまま比較的早く結婚したため、私達が一緒に迎える初めてのクリスマスなのだ。
「……と言っても、仕事があるから一緒に過ごせるのは夜だけなんだけど……。でも、お店予約しておくから夜は一緒に食事しに行こう。何か食べたいものある?」
翔君のお誘いに、心の底から嬉しくなる。
でも……。
「……あの」
「ん?」
「私がご馳走作っちゃ駄目かな?」
勿論、レストランの高級ディナーとかには私の手料理なんて敵うはずない。せっかくのクリスマスなんだし、ちゃんとしたお店で食べる方が記念になるかもしれない。
だけど、プライベートでももっと翔君に喜んでもらいたいと思うから、手料理を頑張ってみたいのだ。
夜、一緒に食事をしている時に翔君から唐突にそう聞かれる。
「クリスマス?」
「そう。俺達にとって初めて一緒に過ごすクリスマスだから、ちゃんと計画立てたいなって」
優しく温かく、だけど少し照れたような顔でそう言われ、胸がきゅんと疼く。
そう。今年の四月にお見合いで知り合い、結婚を前提のお付き合いだったのもあってそのまま比較的早く結婚したため、私達が一緒に迎える初めてのクリスマスなのだ。
「……と言っても、仕事があるから一緒に過ごせるのは夜だけなんだけど……。でも、お店予約しておくから夜は一緒に食事しに行こう。何か食べたいものある?」
翔君のお誘いに、心の底から嬉しくなる。
でも……。
「……あの」
「ん?」
「私がご馳走作っちゃ駄目かな?」
勿論、レストランの高級ディナーとかには私の手料理なんて敵うはずない。せっかくのクリスマスなんだし、ちゃんとしたお店で食べる方が記念になるかもしれない。
だけど、プライベートでももっと翔君に喜んでもらいたいと思うから、手料理を頑張ってみたいのだ。