俺の同僚曰く、世界平和はどんちゃん騒ぎと笑顔でできている「下」
問題児がいれば一つになれる
「リリー・オクト復活!!イエーイ!!」

リリーが会議室に入るなり、服のポケットからクラッカーを取り出して鳴らす。

それだけでも頭を抱えたくなるのに、この対策本部は問題児の集まりだ。

「おめでとう、リリー!!心配したよ!」

アレックスもクラッカーを鳴らし、会議室がさらにゴミで散らかる。

「リリー!アレックス!あとできちんと掃除をするように!!」

俺が二人に言うと、「は〜い」と面倒くさそうに二人は返事を返す。

「……全く、元気になった途端にこれだ」

俺がため息をつくと、小町とリーが苦笑しながら言った。

「でも、リリーさんがお元気になられてよかったです。リリーさんがお元気でないと、私はとても心配になってしまいます」

「病気が治って本当によかったヨ!いつものあいつだネ!」

ロール国でリリーは病気になって倒れてしまった。ずっと別人のように元気がなかったので、元気になってくれたことは俺としても……嬉しい……。

イワンの家が謎の倒壊をした後、リリーは病気が治るまで病院で入院した。イール病は一週間ほどで治り、俺たちはそれぞれ国に帰国した。

ロール国から帰ってきて一週間も経っていないのだが、俺たちは会議のために朱国を訪れている。桜花国の隣国だ。
< 108 / 211 >

この作品をシェア

pagetop