一匹狼と野良猫。


「俺なんかした?」



彼は悲しそうに言う。

突然の事で驚く。



「へっ.....?」

「最近なんか冷たい」



滉牙さんはまだ少しむくれていて、

しばらく離してくれそうにない。



「ご......ごめんなさい。

冷たくしているつもりはなくて、
ただ.......目を合わせると、なんか.....

きゅーってなって、えと.......」

「きゅー?」


彼は理解してない様で首を傾げる。

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