一匹狼と野良猫。


「ミルクティー。

飲んでみ?」



滉牙さんに言われ、貰ったばかりの

マグカップに口をつける。



ミルクティーは程よい甘さで、

ふんわりと紅茶のいい香りが広がる。

一口、また一口とミルクティーを飲む。



視線を感じてそちらを見ると、

滉牙さんが頬杖をつきながら笑っていた。



「ふっ、そんなに美味しい?」



彼の言葉にコクコクと頷く。

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