黒恋史
入学
私は家から少し離れた学校に通っているから学校に中学のときの友達は一人もいない。
これは別に中学のとき友達とうまくいかなかったからとかではない。たんに中3のときの私がこの学校がいいと思ったからだ。
私はペン回しやカードマジックが趣味だったし、本を読むことも好きだったから別に高校で友達ができなくても、一人で過ごせると思っていたし、一人を苦だと思う質でもなかったし特に期待はしていなかった。
そう思い入学し、思っていたとおり学校では一人だった。
しかし一週間たったある昼休み、そんな学校生活は一変する。クラスでも目立っているサッカー部トリオに声をかけられたのだ。
一人でご飯を食べている私が可愛そうだったからなのか単に優しかったのか…
前者なのか後者なのか、はたまたどちらでもない理由かはわからないが私はその人たちと仲良くなった。
多分入学してから初めて笑った気がする。
そんなこんなで私の高校生生活は始まったのだ。
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