瞳に太陽、胸に星 ~誤解から俺様アイドルに付きまとわれてます(困)~


「あ……」
「同じの、なかなか売ってなくて。親父に聞いたりいろいろ問い合わせてたら遅くなった。あいつのじゃないから意味、ねえかもだけど」

包みの中には、家を出る前に胸に抱いたあの鏡が入っていた。

「文……字……なんでわかったの……」
「広瀬に聞いた。どうせバレてんだしと思って」

奈々、あたしに秘密で、こんなこと……ぜんぜん気付かなかったよ。

もちろん完全に同じではないけど、かなりの再現度で、先輩のくれた鏡が新品になったみたいだった。

だめ、泣きそう。
お別れを言いに来たのに、こんなのって。

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