瞳に太陽、胸に星 ~誤解から俺様アイドルに付きまとわれてます(困)~
お父さんは、あたしの制服姿を見て、優しく、だけど少し怖い顔で言った。
『ちとせちゃんは大惺のことをいつまでも想っていないで、新しい生活をしっかり生きなさい。前を向いて』
怖いっていうか、真剣で、痛いくらいにあたしのことを思って言ってくれてるのがわかった。
自分の息子のことを忘れて欲しいなんて、本気でそう思ってるわけがなくて、だけどあたしがいつまでも前を向かないから、あたしがいつまでもウジウジしてるから。
奈々と同じだ。
みんながあたしを気遣って、言いたくない言葉を口にして、苦い顔だったり、怖い顔で。
あたしの背中を押すんだ。