瞳に太陽、胸に星 ~誤解から俺様アイドルに付きまとわれてます(困)~


ぐうぅぅぅぅぅ

「さて、腹減ったな」

お店を出たら秋田君はせっかくのかっこよさを台無しにする腹時計を鳴らして、呟いた。

「でもまだお昼には早いよ?」
「徹夜でなんも食ってねーからなぁ」
「え、それはダメだよ! 食べなきゃ」
「おしっ、じゃまずはあそこだな」

秋田君はあたしの手をぎゅっと握って歩き出した。

「ちょ、ちょっ、ちょっと!」

< 73 / 503 >

この作品をシェア

pagetop