恋 は 隠 し 撮 り
入学して、1週間が過ぎた。
学校にも慣れ、友達も出来た。

祐くんは、クラスの学級委員になった。
みんなから目立つ存在になったのだ。

私は、目立つ男の子は苦手だった。
それに、男子が苦手。話すのが苦手。そういう私だった。

だが、彼は
普通に接してくる。 すごく苦手だった。


その日の昼。

4限の授業が終わり、黒板は沢山文字が書いてあった。
私は目が悪く、それを写真に撮った。
たまたま、黒板の文字を消そうとする祐くんが写ってしまった。

その夕方。
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