犬猿だったはずの同期に甘く誘惑されたら



「へ?」


「いや?さっきからずっと浅香のほう見てたから気になってるのかなって。」



な、なぬ!
すごい観察力...。というか、いつから見てたの〜!?
恥ずかしい極まりない...。


「そ、そうかな?
ま、まぁ。同じ職場の人間からすると、ちょっとあぁゆう節操のない感じはちょっと...と思って。」



私の下手な誤魔化しに苦笑いを浮かべる三宅くんには、あんな軽々しい男に堕ちた碌でもない女に見えてるんだろうな。


私の今まで築いてきたはずだった、冷静で、まぁまぁ仕事ができる女のイメージが一瞬にしてなくなっちゃったじゃん。

まぁ、本当にそんなイメージだったかは謎だけど...。
でもそれでも多少のイメージは悪くなりそう...結局お前も浅香かよってね。


だけど、軽蔑されたと思って、こんなはずじゃなかったのにと思って、ガッカリしてしまった私に、三宅くんはかなり想定外の言葉を言った。



「まぁな〜、でも実際はそんなに遊んでないって話だけどね。仕事も忙しそうだし。」



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