犬猿だったはずの同期に甘く誘惑されたら
世間話をしながら歩いていると、道の脇に和柄のポーチやお財布を扱っている小物店を見つけた。
「わぁ〜!かわいい〜」
色とりどりの小物たちが店の外の机に整列していて、遠くから見ても可愛くて素敵に見える。
「行ってみよっか」
私の感激する声に嬉しそうな表情を浮かべて三宅くんは私をそのお店の中に誘導した。
がま口のポーチや名刺入れ、長財布から小さな財布まで形はいろいろ。色も柄もいろいろだった。
「妹さん、どんな感じの子なの?」
「そーだなー。
わりと可愛らしい系かもしれない。
あんま気にして見たことないけど、たぶんピンクとかオレンジとか女性というよりは、女の子っぼい持ち物が多いかもな〜」
きっと妹さんを思い浮かべているであろう三宅くんの表情はいつもよりも少し柔らかい気がする。
妹のためにプレゼントを選ぶお兄ちゃんって最高だな〜なんていらないことを考えながらお店の中をじっくり見て回った。