犬猿だったはずの同期に甘く誘惑されたら
ニヤニヤと私の口から何かを期待しているような目で見てくる柳原さんに、私は少々動揺してしまった。
「な、何言ってるんですか!?
浅香とは、何にもないですよ?ただの憎たらしい同期です!」
「またまた〜!
そんなに動揺しちゃって〜!あやしい〜♡
浅香くんと結構飲みに行くんでしょ?その後とか、何にもないの??」
なんて、キラキラした目で聞いてくる柳原さんが、恋バナ大好きだと言うことは周知の事実だ。
「美香は、すぐそうやって話をそっちに持っていくんだから〜!
とはいえ、
私もそれはずっと前から気になってた!
で、もりやちゃん。どうなの???」
救いだと思ってた白川さんにまで、そんなふうに聞かれて、2人の先輩から期待とも言える、キラキラした目で私の答えを今か今かと待たれる始末に、正直私は戸惑っていた。