何度だって。

ーーーーー次の日ーーーーー

「色々お世話になりました!」

光 と おばさん が医者に頭を下げる

「いえいえ、まだ激しい運動は控えて

安静に過ごしてくださいね 」

「はい!!」

「光 そろそろ行きましょう」

「うん!ありがとうございました!!

陽斗くんもありがとう」

「退院できてよかったな」

そう言いながら俺は 光 の荷物を持つ

「え!自分で持つよ??」

「まだあんまり体力使うのダメなんだろ」

「ありがとう!」

そう言って満面の笑みを見せてくる 光 を

今すぐ抱きしめられないのがとても辛い

いつ思い出してくれるんだろうか

本当にもう一生思い出さなかったりも…

ダメだな。 俺は追いかけるって決めたんだ

待ってろよ 光 。絶対思い出させてやる。



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