病み魔女の初恋?はすっごく心配なのです!

病み魔女さんは妖怪に…?

「亜理桜。」
…真面目な話?なら私も…

「はははははいっ!」
思ったより緊張…恐ろしき人間、ユズカさん…
やはり周りをピリピリさせる…

「あなた、人生変えたくない?」
え!?じ、人生!?
人生って、あの人生?

「え?は、はい…一応…」
そりゃ変えたいですよ。
変えれるもんなら。

「妖怪とかになることができるの、知ってた?」
え!?よ、妖怪!?

「え!?そうなんですか…?」
知らなかった…マジか…

「そうよ、やりたいと思わない?」
やりたい…けど、けど…
けど。ユズカさん。

「はい。でも…」

「どうかしたかしら?」


「いや、でも…ダメです。いや、嫌です。」
そうだよ。

「え…?」
ユズカさん…

「私は、人間でいたいです。人間でいたいんですよ。一応、母親がせっかく産んでくれたんです。それを無駄にしてはダメです。」
ユズカさん、なんでそんな事を…?

「…あなた」
へ?ななななななんですか!?
ユズカさん、邪念は忘れろ…?と?

「は、はい?なんでしょうか。」

「真面目だわね、あなたのような人は
魔女学校でも優秀な優等生になれそうだわ。」
ゆ、優秀な、ゆ、優等生!?
え!?私!?私が!?!?
んなものなれない!!!!!!!!!!!

「そ、そんなことないですよ…“優秀”って、
私が?いやいや…」

「いや、あなたは立派な病み魔女になれるわ。」
え?立派…

「…はい。ありがとうございます。」
素直にお礼しなきゃ…
ありがたきお言葉…
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