洗脳されていたことに気付いたので逃げ出してスローライフすることにします。-元魔王四天王の村娘ライフ-
「……何故魔族がこんな場所にいる?」
あらひどい。
少年はまだ上手い動かせない様子の身体で、それでも立ち上がって私を睨みつけてくる。
私、一応命の恩人なんだけどなあ。
「ん、えーっと」
ところでなんと答えよう。
逃亡中?それとも旅人です?
「……傭兵たちはどこに--?」
少年は顔をこちらに向けたまま視線を彷徨わせる。
「あ、やっぱあれ傭兵だったんだ!あれはー、その悪者っぽかったから退治しました!」
ビシッと腕を振り上げて宣言した私に、向けられるのは少年の胡乱な目。
なんだよ。
なんだよ、その目はなにさ!
「魔族のくせに何を言っている?悪者だから退治しただと?バカなっ」
あ~、ま~そう思いますよね~。
人間にとっては魔族こそが何より存在悪ってか。
「貴様!助けられた分際でよくもそのような!!」
「……助け?」
憤慨して口を挟んだ『ルーシア』の言葉に、少年は訝しげに眉をひそめて私を見た。
あらひどい。
少年はまだ上手い動かせない様子の身体で、それでも立ち上がって私を睨みつけてくる。
私、一応命の恩人なんだけどなあ。
「ん、えーっと」
ところでなんと答えよう。
逃亡中?それとも旅人です?
「……傭兵たちはどこに--?」
少年は顔をこちらに向けたまま視線を彷徨わせる。
「あ、やっぱあれ傭兵だったんだ!あれはー、その悪者っぽかったから退治しました!」
ビシッと腕を振り上げて宣言した私に、向けられるのは少年の胡乱な目。
なんだよ。
なんだよ、その目はなにさ!
「魔族のくせに何を言っている?悪者だから退治しただと?バカなっ」
あ~、ま~そう思いますよね~。
人間にとっては魔族こそが何より存在悪ってか。
「貴様!助けられた分際でよくもそのような!!」
「……助け?」
憤慨して口を挟んだ『ルーシア』の言葉に、少年は訝しげに眉をひそめて私を見た。