洗脳されていたことに気付いたので逃げ出してスローライフすることにします。-元魔王四天王の村娘ライフ-
「……な、なっ」

少年の顔がみるみる真っ赤になるのに、私は首を傾げた。

何故に赤くなる。

「あら、マイロード。稚児にするのですか?」
「…………」

ちご?
稚児?

今度は私は顔を赤くする番だった。

「ち、ちっがーう!そんなんじゃなくって!!」

んなわけないっつーの!
私、自慢じゃないけどキスもまだだよ?

男女関係ったら魔力の受け渡しで手を握ったくらいだっつーのっっ!?

焦った私は少年の顔を挟んだままブンブンと両手を振り回した。
一緒に少年の顔もぐにゃぐにゃと揺れる。

「はあ、はあ、そういうんじゃなくてっ。その、行くとこないならうち来る?みたいな?メイド……じゃない。使用人にでもしてあげてもいいかなー?くらいのノリで」

ヤバい。
心臓バックンバックンいってるし。

私は息を切らしながら必死に弁解した。
だって恥ずかし過ぎる!!



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