洗脳されていたことに気付いたので逃げ出してスローライフすることにします。-元魔王四天王の村娘ライフ-
その後、二人で下の食堂で食事をして、クルドから今日の内に村を立つことを伝えられた。
ゴーレム退治に続々と人が集まっていて、ずいぶん村の中は騒がしいことになっているらしい。

それほど高位の騎士や兵士までが集まっているわけではないが、やはり人目にはつきたくないらしい。 
まあ、クルドって命を狙われてたからね。
 
念のため目につきやすい馬車も手放してこの先は馬での旅になるらしい。

「とはいえ目的地まではそう遠くない。近くに開拓中の村があるから、そこならよそ者も受け入れられやすい。ユナはそこでしばらくのんびりしながらこの先どうするか考えればいいと思う」 

そう言うクルドはやはり12才の少年だ。
目を合わせると微妙に逸らされたが態度がおかしいというほどでもない。

うむ、やはりあれは夢だったのか。

私はホッとしながら急かされるままに身支度を整え宿を出た。
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