洗脳されていたことに気付いたので逃げ出してスローライフすることにします。-元魔王四天王の村娘ライフ-

うん。
夢だな。

『寝起きどっきり』するぞ~!と思いながら寝落ちしたからおかしな夢を見たのだ。
そうに違いない!

私がそう自分に言い聞かせていると、衝立がコンコンとノックされた。

比喩でなく本気でベッドの上で軽く飛び上がった。
何故か慌てて両手でわしゃわしゃと乱れた髪を整えてしまう。
それがまるで自分がクルドを意識してるみたいで、恥ずかしくなる。

やばい、私……今絶対顔赤い!
つーかなんで私はあんなガキんちょを意識しているのだ。

人間の、しかも子供だよ?
年下だよ?
キレイな顔して案外俺様だし人を子供扱いするし私がその気になればちょん、で細切れだよ!
弱っちくて魔力も乏しくて数くらいしか取り柄のない人間だよ!?

「ないわ~。ないない」

私はブンブンと頭を振った。
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