洗脳されていたことに気付いたので逃げ出してスローライフすることにします。-元魔王四天王の村娘ライフ-
「お願いがありまして。店を開いてからもできれば定期的にギルドの方に卸しては頂けないでしょうか。ユナさんのポーションは非常に質がいいものですから。なかなかこれだけのモノは他にないので。もちろんその分色は付けさせて頂きます!」

ふーむ。

「どれくらい?」
「一本銀貨2枚、十日に一度20本卸して頂けるなら20本で金貨1枚と銀貨2枚、10本増えるごとに銀貨2枚上乗せします。あと、冒険者の皆さんにも宣伝させてもらいますよ」

ふむ。
ま、店を開いてもそうすぐ客がくる訳もないだろうし、定期的に収入があるのは悪くないか。

「いいですよ」
--ただいつまでここにいるかはわからないけど。

後半は口の中でだけ呟く。

「ありがとうございます!助かります!実は村の開拓に使われる素材の収集はギルドで依頼を出すんですけど、内容によってはこちらでいくらかポーションを支給するんですよね。格安でだったり場合によってはタダで。タダですよ。タダ!なのに質が悪いと文句を言う冒険者がホント多くて!」 
「はあ、タイヘンですね」

グチかよ。

「そうなんですよ!もう、ホントに……」

んん、なんかこのままグチりを聞かされそうな。
めんどいな。
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