忘れられないひと【完結】




優紀ちゃんは紗也の親友で「親友に会って欲しい」と言われて会っていた時に前から俺の彼女に会いたい言ってた卓也が急に乱入してきて………
その時優紀ちゃんに一目惚れして猛烈なアプローチし続けて付き合い始めた
卓也なら優紀ちゃんを裏切ることなんてしないよな?



「何した?浮気………はありえないし、暴力も、ないない!
好きすぎて激しくし過ぎたとか?
あー、あと、独占欲強すぎてストーカーみたいになったとか?」

「お前の中で俺は変態か?」

「はは!強ち間違いじゃないだろ?
恭介とはさ、高校からの付き合いだけど、若干女に興味なさそうなとこあったじゃん?
何人か付き合ってんのは知ってるけどこの年齢で独身なら少ない数だよな?
モテるくせにさぁ!」

「モテた覚えはないけど」

「はは!お前、基本会社では無口だろ?
近寄れないんじゃね?
それに、社会人になってからは紗也ちゃんだけだろ?」

「…………そうだな」

「遊んでる様子もないし、正直心配してたんだよな
仕事ばっかりで、遊びで女を抱いてる様子も無かったし
紗也ちゃんと付き合ってからのお前は見たことなかったお前ばっかりだったよ
今までの彼女との違いにもびっくりした
何より好きなんだなぁって…………羨ましかったよ」

「…………羨ましいって、お前は優紀ちゃんがいるだろ」


俺の方が羨ましいよ
俺には何もない…………



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