ファーストキス泥棒
「コンサートって、こんなに人が並んでるの?」
「当たり前だよ!人気の歌手なんだし!」
友達はそう言って列の最後尾に並ぶ。華もその隣に立ち、友達と何気ない会話を始めた。
少しずつ、少しずつだが、列は進んでいく。半分ほどまで進んだ時、華は急にトイレに行きたくなった。
「ごめん、ちょっとトイレ行ってきていい?」
「いいよ〜」
華は列を抜け、急いでトイレへと向かった。グッズ売り場からトイレまでは少し距離がある。その道にも、たくさんの人がたむろしている。人の間をすり抜けるようにして、華はトイレへとたどり着いた。
安堵のため息を漏らし、華がトイレから出て友達のもとへと戻る途中に事件は起きた。
「ねえねえ、お姉さん。まだコンサート始まるまで時間あるっしょ。俺らとどっか行かない?」
「えっ…でも…困ります。友達がグッズを買いに行ってるんです」
そんな会話が聞こえ、華は会話が聞こえた方を見る。白いワンピースを着た清楚できれいな女性がTシャツ姿の二人の男にナンパされている最中だった。
「当たり前だよ!人気の歌手なんだし!」
友達はそう言って列の最後尾に並ぶ。華もその隣に立ち、友達と何気ない会話を始めた。
少しずつ、少しずつだが、列は進んでいく。半分ほどまで進んだ時、華は急にトイレに行きたくなった。
「ごめん、ちょっとトイレ行ってきていい?」
「いいよ〜」
華は列を抜け、急いでトイレへと向かった。グッズ売り場からトイレまでは少し距離がある。その道にも、たくさんの人がたむろしている。人の間をすり抜けるようにして、華はトイレへとたどり着いた。
安堵のため息を漏らし、華がトイレから出て友達のもとへと戻る途中に事件は起きた。
「ねえねえ、お姉さん。まだコンサート始まるまで時間あるっしょ。俺らとどっか行かない?」
「えっ…でも…困ります。友達がグッズを買いに行ってるんです」
そんな会話が聞こえ、華は会話が聞こえた方を見る。白いワンピースを着た清楚できれいな女性がTシャツ姿の二人の男にナンパされている最中だった。