というわけで、結婚してください!

 


 朝食が豪華だったので、まだお腹は満腹だった。

 なので、昼食も食べずに、かなり走ったところで、ようやく、少し休憩することにする。

「動かないので、お腹空かないですねー」
と鈴が言うと、尊は、

「じゃあ、サービスエリアじゃなくていいか」
と言い、そこから一番近い、壇ノ浦パーキングエリアに入った。

 駐車場を降り、建物の方を見て鈴は気づく。

「あ、食べるとこ、ありましたね。

 っていうか、宝くじ売り場がありますよ!
 なんか壇ノ浦で買うとすごいのが当たりそうですよね」
と言って、

「……どういう理屈でだ」
と言われてしまう。

 鈴は駐車場と近くの自動販売機を眺めたあとで、誰が聞いているわけでもないのに、なんとなく、ヒソヒソと尊に言った。
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