というわけで、結婚してください!



 着きました、九州に。

 嘘のようです。

 いや、道、普通につながってるから、着いて当然なんですけどね、と思いながら、鈴は今通った関門橋を振り返る。

 目の覚めるような青空というのはこういうのを言うんだろうなあ、と思いながら、橋を振り返る。

「……壇ノ浦で宝くじ買うの忘れた。
 こっち方面に来る予定じゃなかったからな」
と横で尊は呟いていた。

 それを聞きながら、

 こっち方面に来る予定じゃなかったってことは、やはり、すぐに私を連れ帰るつもりだったんですかね?
と鈴は思う。
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