というわけで、結婚してください!
 


 尊さんも沈黙してしまいました、と思いながら、鈴も黙っていた。

 横の征がひとつ溜息をついて、最初に口を開く。

「お前たちはどうして、交互にわけのわからない話を始めるんだ。

 なにがお前と居るのが楽しくて、だ。

 なんで、俺まで、お前の告白を聞かされなきゃならんのだ。

 俺もまだ、まともに鈴に告白してないのに」

「いや……そもそも、なんでお前は式の前にしてないんだ」
と尊が突っ込んでいる。

「いや、お父さんにはした」
と冷静に征は語ってくるが。

 鈴も尊も思っていた。

 いや……何故、まず、お父さんにする……。
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