というわけで、結婚してください!
「ぽすっ」
とぽすの温かさが膝から消えて、心細くなった鈴が呼びかけると、晴一郎は振り返り、

「鈴。
 お前の新居が何処か決まったら、ぽすを迎えに来なさい。

 ぽすは、お前の弟みたいなもんだからな」

 そう微笑んで、言ってきた。

「お父さん……」
となんとなく泣きそうになる鈴の側で、尊と征が呟いている。

「……ぽす、弟なのか?」

「それ以前に、新居に弟連れてくの、おかしいだろう」

 なんで、この人たち、こういうときだけ息が合ってんだろうな……と思う鈴に、晴一郎が言ってきた。

「なんせ、ぽすは、『すず』の弟だから、『ぽす』なんだからな」

 ええっ!? と鈴は叫ぶ。
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